戦国時代の作戦・戦術級ウォーゲーム

関ヶ原無双

 『関ヶ原無双』とは、日本の戦国時代最大の合戦である“関ヶ原の戦い”を再現したシミュレーションゲームです。スケールは、主戦場である関ヶ原を東は桃配山麓から西は不破の関、北は笹尾山から南は松尾山までで切り取った合戦級。関ヶ原の合戦に欠かせない“裏切り”の要素を勝利条件に持ってくることで、純粋に部隊同士の激突を楽しむゲームにしました。

 当時の合戦の雰囲気を出すため、このスケールのシミュレーションゲームとしては戦闘ロジックに極端なデフォルメをほどこしています。つまり駒の表面では、部隊として能力を発揮しますが、損害を受けて裏面になると、武将個人の能力を表しています。ウォーゲーム的に言えば、表は作戦級、裏面は戦術級です。損害を受けて取り巻きがいなくなったら、武将が直々に出て踏ん張る、というわけです。

 勝利条件についてもひねってまして、ポイントは「武将が退くと小早川の心が揺らぐ」ところです。

 

●『関ヶ原無双』はこんな人に

 

 このゲームは、ルールは通常のウォーゲームに類似していますが、ゲーム性を無視した、幾つかの作者の「お遊び」が入っています。そうした「お遊び」を笑える心の余裕のある方にぜひ。間違っても、競技ゲームとして真剣にプレイしないで下さい。

 

●ゲーム本体(ルールブック、ユニット、マップ)のダウンロード

 

sekigahara-musou-020090418.pdf(ver.020090418)

 

pdfをプリントアウトし、下記のコンポーネントを自作下さい。

  • ルールブック
  • マップ(A4判)
  • 駒39個(プリントを厚紙などに貼り、切って作成します)

 

●アップデート履歴

 

ver.020090418

  • ユニットデザインの変更:視覚的に状況を捉えやすくするため、ユニットのデザインを変更。旗指物と武将のシルエットを入れました。
  • バランスの微調整:ユニットのレーティングとマップの地形、初期配置が一部変更になっています。

 

ver.020090219

  • マップとユニットの更新:新しい資料に基づき、一部のマップの地形とユニットのレーティングを修正しました。
  • 不調和ルールの修正:武将ユニットに影響が及ばないことを追記し、制限の調整を行いました。

 

ver.020090215

  • 戦闘ロジックの見直し:戦闘結果が「被害なし〜後退〜損害〜除去」となっていたのを「被害なし〜損害(無双化)〜後退〜除去」に変更したので、部隊が潰走しても武将が踏みとどまって戦うようになりました。また今回から武将が討取られるようになりました。あわせて、サドンデスの条件も変更されています。
  • 判定方法の一部見直し:これまでは武将の戦闘修正は戦闘比の修正にしか用いていませんでしたが、このバージョンからはダイス目修正に用いるようになりました。これにより、武将の能力がより顕著に戦闘に影響を与えるようになり、ダイス運だけに頼らない戦い方が可能になります。
  • ユニットのレーティングの見直しと追加、マップの初期配置の変更:上記の修正による戦闘バランスの調整のため、ユニットのレーティングを一部見直し、また史実に基づいてのユニットの追加などを行っています。
  • ルールの明確化:上記の他、退却や戦闘の組み合わせなどに関する各種ルールの明確化を施しました。

 

ver.020090201

  • ユニットの追加:『関ヶ原無双』では、ユニットの兵力は1000名=1なので、30000名いたとされる徳川本陣は合計30兵力なければいけませんでしたが、兵力5の徳川隊ユニットが1つ足りていませんでした。新しいバージョンでは追加され、徳川隊ユニットは5つになっています。
  • 道路に関する移動ルールの改定:移動において、小数点以下の計算をしなくてすむようルールを簡略化していましたが、制約が大きくて有効に機能しないため、0.5移動コストを消費する一般的なルールに変更しました。またこれに合わせて、地形効果の影響を受けない点を明確化しました。
  • 押し出し(戦闘後前進)の明確化:移動力0のユニットが押し出し不可能な点を明記しました。

 

 

デザイン:9Joe 制作チーム:英雄開発事業団

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