大航海時代の帆船による海戦テーブルゲーム

Winds of Caribbean

(ウインズ・オブ・カリビアン)

 『Winds of Caribbean』は、傑作『Wings of War: Down of War』のシステムを参考に作った、大航海時代の帆船による海戦をテーマとしたゲームです。プレイヤーは帆船を操り、大砲を撃ったり、時には接舷して戦い、勝利を目指します。

 

 『Wings of War』と『Winds of Caribbean』の大きな違いは、前者が移動方向と攻撃方向が一致するのに対し、後者は移動方向と攻撃方向が異なる点。帆船時代の海戦は大砲の並ぶ舷側を敵に向けて戦うのがセオリーで、このゲームでもそれを再現しました。移動と攻撃をどう切り替えるかといった空戦とはまた違う戦いを体験できます。さらに大砲は当時の性能を反映して攻撃のたびに弾の装填が必要で連射が効かないほか、船が激しく動けば命中率が下がったり装填ができなかったり、また被弾によって火災が起きれば消火しなければならないなどのガジェットも盛り込んでいます。船同士がぶつかると接舷戦闘(アボルダージュ)も発生します。船によってはこちらのほうが得意なものもあるので、海賊流も可能です。

 

 コンポーネントの特徴としては、弾の装填や命中率の低下などの表示を「キャラクター+台詞」にしていることです。当時の海戦において、指揮官の能力や采配が大きなウェイトを占めているということの表現でもあります。

 

 収録している船は、キャラベル、キャラック、小型ガレオンの三種類です。

 

リンク:9Joeのらくがき帳(カテゴリ:Winds of Caribbean)

デザイン:9Joe 制作チーム:英雄開発事業団

DATA:初版はカード30枚とチップ44個、ルール1枚からなり、カードは名刺カードに印刷、チップは手作りでした。a-gameさんにて委託販売してもらっていましたが、取扱も終わっているようです。収録船種と追加ルールを加えた打第二版を構想中ですので、初版を気に入っていただけた方は気長に待っていただけると幸いです。

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